今更ながらハマった『黒執事』の世界

『黒執事』といえば、枢やな先生が手がける美しい世界観と、丁寧に描き込まれたキャラクターたちが魅力。19世紀末の英国を舞台に、シエル・ファントムハイヴとその執事セバスチャンが繰り広げるダークファンタジーです。

豪華絢爛な描写や、重厚感のあるストーリーは、ただ「読む」だけでなく、「眺める」楽しさも味わえます。登場人物の心情や物語の伏線が細部にわたって練り込まれており、一度読んだだけでは気づけないポイントもたくさん。

私自身、思い立って全巻一気読みしましたが、その世界観に完全に引き込まれ、大満足でした！

『黒執事』のもうひとつの魅力は、やはりキャラクターたち。特に、主人公のシエル・ファントムハイヴ（弟）の繊細で複雑なキャラクター性には心を掴まれます。

幼いながらも冷静で頭脳明晰。過酷な過去を背負いながらも、ファントムハイヴ家の当主として、ビジネスや裏社会で奮闘する姿は本当に見ごたえがあります。
一方で、年相応の弱さや人間らしさも垣間見える瞬間があり、そのギャップがまた魅力的なんです。

「シエルって本当に弟なの？」「過去に何があったの？」と気になる方は、ぜひ原作漫画でその謎に迫ってみてください！

『黒執事』の楽しみ方のひとつは、登場人物たちが身に纏う衣装の美しさ。特にシエルの服装は、19世紀末の英国の雰囲気を纏いながらも、現代のファッション感覚にも通じるクラシカルで洗練されたデザインが魅力的です。

中でも個人的に印象的なのは、シエルが着用するハイソックスをベルトで固定するスタイル。機能性と装飾性を兼ね備えたこのデザインが、彼の上品さと格式を象徴しているように感じます。シンプルな中にも計算し尽くされたコーディネートは、シエルのキャラクターそのものを映し出しているかのようです。

衣装全体がキャラクターの背景や性格とリンクしているところも、『黒執事』の魅力のひとつ。枢やな先生のセンスとこだわりが細部にまで行き渡っており、眺めているだけでその世界観に引き込まれます。

全巻一気読みして気づいたのは、何度読んでも楽しめるほどの完成度の高さ。しかし、これだけ夢中になると、「早く新刊が読みたい…！」と思わずにはいられません。

現在、次巻の発売が待たれる状況ですが、まだ『黒執事』を読んだことがない方は、全巻まとめて読むチャンスです！電子書籍ならすぐに購入できて便利ですよ。

730円

『黒執事』ファンにとって朗報なのが、2025年4月から放送予定のアニメ『緑の魔女編』。このエピソードは、特に原作ファンからの評価が高い名エピソードです。

緻密なストーリーと独特の世界観がアニメでどのように表現されるのか、今から楽しみで仕方ありません！
アニメだけ観るのもアリですが、原作を読んでから観るとさらに楽しめるので、事前に予習しておくのもおすすめです。

🎥 アニメの視聴予約はこちらから！
👉 DMM TVで視聴する

一度その世界観に浸れば、虜になること間違いなしの『黒執事』。
原作漫画、アニメ、どちらから入っても楽しめる作品です。この機会にぜひチェックしてみてくださいね。